ハリー・ポッターと呪の子

ハリー・ポッターの舞台を見てきました〜。

ハリー・ポッターをご存じない方はほとんどいないと思いますが、アレの舞台版です。
ハリー・ポッターは小説も映画も全て観て、DVDも全て所有しているどいしんとしては、いつかは見たいと思っていた作品なのですが、反面、「あの魔法の世界を舞台で再現できるのだろうか?」という猜疑心も同時に持っていました。

しかし、結論を先に書くと、ハリー・ポッターの映画が好きだった方なら、観に行って損はしません。
演劇って、あまり見ない方からすると、ちょっと尻込みする部分があるかもしれませんが、この作品はそういう方でもとても見やすいと思います。

お話の時間軸としてはハリー・ポッターの映画の最後の最後、キングスクロス駅の9と4分の3番線でハリーが二人目の息子アルバス・セブルス・ポッターを見送って映画は終わるわけですが、この舞台はその直後から始まります。

元々、イギリス、アメリカなど海外で公演されていたときには2本立ての舞台として作られたお話を、もっとお手軽に楽しめるようにと後に1本にまとめた版が今、日本で上演されているものだそうです。(日本だけでなくこちらも世界中で公演されているそうです)
そんなわけで上演時間はなんと、途中休憩20分を含む3時間40分。
見る方もハードですが、役者さんはめっちゃハードですね。。。(;´∀`)

で、今回のお目当てはスコーピウス・マルフォイ役の浅見和哉さん。

和哉さんは、奥様の教え子で、我が家の結婚パーティーにも来てくれた仲です。
役所は、あの、ハリーのライバル役(?)だったドラコ・マルフォイの息子です。

で、まぁ、公式サイトでの紹介順も、おとなになったハリーから始まり、ハーマイオニー、ロン、ドラコと続いていて、スコーピウスは7番目。ハリー・ポッターシリーズでのマルフォイの出番の数とか、そういうのを想像して「メインキャストの中では一番出番の少ないキャラなのかなぁ」とか思って観に行きました。

そして前述の通り、「あの魔法の世界を舞台で再現できるのだろうか?」と思いながら観に行ったわけですが……

以下、若干のネタバレを含みますが、おそらく、観劇前に読んでも、楽しさは減らない程度のネタバレです。が、そのへんのラインは個人差があると思いますので、自己責任でご判断ください。。。。

……魔法、めっちゃ使えてました。そりゃ、舞台上でやってますから、一部、「あぁ後ろで支えてるなぁ」とか、そういうのがわかっちゃうものもありましたが、多くの魔法が「えぇ!?」って「今のなに!?」って驚けるすごいものでした。

そして、スコーピウス・マルフォイ。主役です。

いえ。全体としてはもちろん、ハリーと息子が主役で大人になったハーマイオニーやロンもちゃんと活躍するんですけど……実際に舞台を見ると、主役はスコーピウス・マルフォイです。

なんでって、一人だけ、ほぼ出ずっぱり。

トリプルキャストで公演ごとにキャストが変わっているのですが、出ている量を考えると、1つの公演のなかで3人とは言わなくても2人で交代したほうがいいんじゃねぇの?
って思うくらい、真ん中で出ずっぱりの上に、単独のシーンも数回ありました。

和哉くん、直接話すとすごく普通の青年なんですけど、舞台ではものすごいパワー。
赤坂ACTシアター、1300席の観客を完全にハリー・ポッターの世界に引きずり込んで、引き回していました。

普段、比較的小さな劇場で演劇を見ることが多いのですが、役者の表情がよく見えて、息遣いを感じられる、マイクなどを使わない小さめの劇場での観劇はとてもおもしろいのですが、たまには大きな劇場で見るのも楽しいですね。

■公演日:2025年07月29日(火曜日)
■開演時間:12時15分
■会 場:TBS赤坂ACTシアター

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次