アッコさん(佐藤晃子さん)ご出演の作品、願望機を拝見してきました。@ザムザ阿佐ヶ谷
※画像は公演告知サイトから引用
ストルガツキー兄弟作の作品で、作品の舞台は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」や「第9地区」、「デデデ」、あるいは「エヴァンゲリオン(の最後のの映画)」や「アニマトリックス」の「ビヨンド」を思わせる世界観。落下した隕石から溢れ出た「ふしぎな物質」の影響で立ち入ることが許されなくなってしまった「ゾーン」とその周辺で生きる人々のお話でした。
舞台という限られた空間で、見事に謎の「ゾーン」が表現されていて、しっかりと世界に引き込まれて、とても楽しく拝見いたしました。
そして、我らがアッコさん、とても存在感を放っておりました。
役者さんには色々なタイプの方がいらっしゃるとおもいますが、その中で両極なのが、特に中規模までの劇場での上演が多い劇団で見かける、観客とコミュニケーションをとりながら(客席に向けてセリフを話して笑いを取ったりしながら)物語の世界に「引率」していくような、対面特化型の役者さんと、作品の中で役者自身が役や世界に「没入」することで、観客を世界に引き込む映画俳優のようなタイプだと思っていますが、アッコさんは後者、映画俳優さんのようなタイプです(と僕は思っています)。
アッコさんの演技を見ていると、アッコさんのいる世界が、舞台の外にも広がって見えて、本当に作品に引き込まれます。
本当にいい作品ありがとうございました。
終演後、(香が)ご連絡をいただいていたのに、気が付かず。。。スミマセンでした。
お食事一緒にできなかったのが残念。
演劇ユニットG.com Vol.20『願望機』@ザムザ阿佐ヶ谷(阿佐ヶ谷)
原作:「願望機」(群像社刊)著:ストルガツキイ兄弟 翻訳:深見 弾 劇作・演出:三浦 剛
【出演】
小山貴司(écru)
佐藤晃子(演劇ユニットG.com)
根本こずえ(演劇ユニットG.com)
菊池豪(Peachboys)
園田シンジ
成田裕也(株式会社 AZ PROMOTION)
志村史人(劇団俳優座)
古口圭介(演劇組織「夜の樹」)
安冨順(ニチエンプロダクション)
2024年3月22日(金) 18:30
