『ある惑星のポートレート』APB海外学生演劇フェスティバル参加作品 プレビュー公演

桐朋学園芸術短期大学にてAPB海外学生演劇フェスティバル参加作品のプレビュー公演『ある惑星のポートレート』を観劇してきました。
※画像は桐朋学園芸術短期大学のイベント告知ページより引用


こちらの大学で教えていらっしゃるアッコさん(俳優の佐藤 晃子さん)に(香さんが)ご招待いただいたので、ちゃっかりどいしんも観劇させていただきました。笑
アッコさんは、演劇ユニットG.comの願望機を拝見したとき以来になります。いえ。一度我が家に遊びに来てくれる予定があったのですが、アッコさん、終バスに間に合わずたどり着けなかったというニアミスがありました。笑
ぜひ、リスケで遊びにきていただければと思っております。

鑑賞の感想なのですが、演劇を鑑賞したのですが、鑑賞後の気分が、凄まじいパワーの絵画作品を観たあとの気分。と言ったら伝わるでしょうか……?
この『ある惑星のポートレート』という作品は、スイスの作家、フリードリヒ・デュレンマットさんの作だそうです。
全くの不勉強で存じ上げなかったのですが、作品としては「物語」ではなく、「主張」だと感じました。

ヒトがどのような文明を築き上げようとも、ヒトの根源は「生物」であり、「命」である。と、いう作品だったかなと。

個人的には、演劇でも、ミュージカルでも、映画でも、アニメでも、漫画でも、小説やエッセイでも、ドラマでも、絵画でも、音楽でも……すべて一緒だと思っているのですが、作品というのは以下の3つのタイプに集約されると考えています。
1)物語を伝えたいもの
2)主張を伝えたいもの
3)伝えたい主張を物語を通して伝えたいもの

1のタイプは話の面白さや、人の成長で魅せる。現在の多くのエンタメ作品の形。今現在としてはこれが一番多い。
2のタイプはなにか伝えたい意見を伝えるための作品。芸術的な作品、特に絵画に多いタイプ。風刺画とか。
3のタイプは2のような意見を物語に込める、わかりやすく言えば昔話のような、教訓がある話のタイプ。

この区分けで言うと、完全に2番に属する作品だったなと。感じております。

なので、話の筋がどうとか、あの人物がどうなったのかとか、そういうことは一切関係なく(関係ないことはないかもしれないのですが。。。極端に言えば関係なく。)作者の主張である(と僕が感じた)「生命としてのヒト」というものをヒシヒシと感じ、そして考えさせられる作品でした。

普段あまり、このタイプの作品に触れる機会は少ないので、とてもいい刺激をうけました。

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